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【次世代ペンホルダー対決】許昕 vs 黃鎮廷 2015ジャパンオープン


2015 Japan Open XU Xin - WONG Chun Ting
Photo via xinhuanet

ペンホルダーといえばかつてはポピュラーなプレースタイルでしたよね。

しかしワルドナーを筆頭にスウェーデン勢が台頭し始めてからは殆どのトップランカーがシェークハンドで占めらるようになりました。やっぱりバックハンド技術でペンホルダーはどうしても劣ってしまいがちだし、そもそも日本式ペンホルダー選手なんて今ではもう試合で見ることすら珍しいですよね。

そんな貴重なペンホルダー選手の中でも馬琳や王皓などのトップ選手が引退してしまい、筆者はとても残念に思ったものです。もうペンホルダーは絶滅してしまったのかと。

だがそんなことはなかった!

この黃鎮廷(Wong Chun Ting = ウォン・チュン・ティン)は香港出身の両面裏ソフトペンホルダー選手なんですが、25歳とまだ若く、何よりバックハンド技術は注目です。この試合では許昕の圧倒的なパワーとスピードで負けてしまいましたが、バックハンドの技術、特に台上技術は正直許昕の上をいってるんじゃないかと思います。台から離れても許昕のフォアハンドと同等に張り合えるバックハンドを、しかもペンホルダーの選手がやってるんですよ!

黃鎮廷のサーブ、バックハンド技術は確実に王皓のスタイルを真似ているように見えますね。まだちょっと線が細かったりプレーの粗さは目立ちますが、今後要注目な選手ですね。

それにしても許昕のプレーは異常ですよね。笑  調子が悪そうなのに(眠そう?)途中から両ハンドぶん回して完全に黃鎮廷を圧倒してますね。

いやーやっぱりカッコイイよペンホルダー。もし今から卓球始めるなら絶対ペンですよ。そういえばピンポンのコン・ウェンガは漫画版では裏面使ってなかったのに、アニメ版では両ハンド裏ソフトでしたよね。時代の変化に合わせたのかな。

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