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『ポール回し』って知ってる?


一撃必殺!一撃必殺!

こんにちは。中学のとき、「スネイク!」とか言ってポール回しっぽいことをやっていたのは私ゴリポンです。

みなさんポール回しって聞いたことはありますか。そうです。サイドのポール、15cmだかなんだかわからない高さの金属製のポールに張られたネットの上を通ることなく、卓球台のサイドからほぼノーバウンドで切り込むように打つ、アレです。ローカルな試合で出たらMVPで表彰されることうけあいのアレです。

プロの試合なんかでは結構目にしますが、それでも見ている観客は盛り上がりまくりですよね。それくらい高度な技術なんですが、練習すれば意外にあっさりできてしまうんですな、これが。あくまでも『練習すれば』の話です。

プロしかやっちゃいけない技だからやらない?

4セット先取の試合中でポール回しができるタイミングはゴリポンの感覚的に2,3回は必ずあります。うまくいけば1セットあたり1回出現するかどうかのキモチイイーー瞬間なわけです。それもいわゆる市町村区レベルのローカル試合で、です。もうちょっと言えばレシーブでポール回しを狙うこともできます。

そこでゴリポンは思う。

あれってプロ選手がゾーン的な何かに入ったときに偶然出る、映画や漫画でいうところの主人公が伝説の超必殺技に目覚めるタイミング的な何かなのか?

と。そしてゴリポンはこう答える。

違う

と。ポール回しは技術です。打てるときに打つことで得点を得られる、有効な打法です。そしてポール回しは練習しなければ絶対に打てない。それではどうやって練習すればいいのかを指南しましょう。

前提として右利き同士を想定します。そしてレシーブ打者がポール回しを打ちます。サービス側は自身のフォアハンド側でバックサーブの構えをして、できるかぎり相手のフォアハンド側エンドラインギリギリのラインを狙って、サーブを放ちます。

レシーブ側はボールがエンドラインを超えて、ポールを抜けたな、と思ったところでボールのサイドをこする形で、いわゆる”曲がっていく”ドライブを意識して打球します。それも相手のバック側ギリギリのところですな。

大事なことは2点。

一つ目はサーブの落ちる場所です。ポール回しを打てないボールはどうやっても打てない。ワルドナーにも無理だ。できるかぎり卓球台のサイドのエンドラインを超えて飛んでいくコースである必要があります。

二つ目はレシーブ側、つまりポール回しを打つ側が、タイミングをワンテンポ遅らせること。タイミングを遅らせれば遅らせるほどポール回しは容易に打つことが可能です。よくあるパターンとしては、打球のタイミングが早すぎて失敗しているケース。このケースに対してよく思うのは、ボールが床に落ちる直前でボールのサイドを「スッ」と擦りあげることで、台にボールを乗せるイメージ、ということです。

まぁそんなこんなでポール回しが試合中に決まれば、相手は確実にビビります。大事なことなのでもう一度言います。

ポール回しをくらった相手は確実にビビります(確信)

前にも言いましたが、卓球はメンタルが50%以上を占めているといっても過言ではありません。相手の想定を上回った者が勝ちます。是非ポール回しをモノにしてください。かっこいいっすよ。

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