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ペンホルダーの裏面打法って超絶むずくなぁい?


一旦2〜3週間を捨てるつもりでシェークハンドラケットに持ち替えてみることを強くオススメするです
Photo via 『ピンポン』ラリーCM第2弾「チャイナ」

こんにちは。中学の頃ペンドラから前陣粒高ディフェンスに転向したものの、先生に裏面打法を禁止されていたのは私ゴリポンです。

何でやねん村田先生!ワイ裏面使ってたら全国行けてたっちゅーねん!

当時は割と悩んだものです。先生の目を盗んで裏面打法を開発しようと試みたりなどしましたが、バック面を支えている指に当たったり、まともにハーフボレーができなかったり、もう散々なのは誰の目にも明らかでした。もちろんそんな技術力でチキータや台上BDなど雲の上の存在だったわけです。

当時2001年、あの頃はまだ裏面打法の天才王皓もトップランカーというわけではなく、満足に使えていたのは今中国男子ナショナルチーム監督で96年アトランタ五輪シングル金メダリストの劉国梁や、このサイトでも度々登場する馬琳くらいでしょうか。

ゴリポンは卓球王国を買い込んで、取り憑かれたように裏面打法にご執心なのでした。今はいろんなところで試合の動画が見れて本当に良い時代ですな。

そんなこんなでゴリポンが裏面打法を本格的に研究しはじめたのは社会人になってからのことです。

まぁそんなゴリポンの歴史は置いといて、つまりペンホルダーの片面のバックハンドをやってて後になってから裏面打法を取り入れた方ならわかると思うんですが、ペンホルダーの裏面打法って超絶むずくなぁい?

色々な本を読み腐り、色々なプレー動画を見て、友人に助けてもらいながら色々な技を試みてみましたが、まぁ最初の半年、いや1年間は自分の思い描いたプレーなど全くできなかった。

あ、俺センスないわ

そしてゴリポンはシェークに転向したのでした・・・。(そしてそのシェークハンドも予想通り2週間とたたず辞めてしまった)

ところが、このシェークハンドを一度本気でプレーしてみたことが想像以上に良い結果をもたらしたのですな。何が良かったって、

シェークハンドのバック技術とペンホルダーの裏面打法は、持ち方こそ違えどほぼ同じ技術

ってことに気づけたことです。そして今シェークハンドのプレイヤーはおそらく割と簡単にペンホルダーの裏面打法を習得できる、ってことです。

そしてシェークハンドから再びペンホルダーに帰ってきた理由ですが、

ペンホルダーの裏面打法は最初から”面”ができてる!攻撃するにしても強い回転を掛けるにしても絶対こっちの方が簡単だし有利!

ってことに気づいたわけです。そう、そもそもゴリポンが裏面打法を取り入れ始めた段階では、あくまでショート面での打球をよりパワフルに打球できるものだと認識していたわけです。

だから王皓のように肘を使ったコンパクトなスイングなども、確かに勉強はしていましたが、やはり感覚的にはペンホルダーのショート面の延長線上でしかなかった。

だからシェークハンドのバックハンドに本気で取り組んでみたときに、その仕組みが全く違うことが目から鱗だったんですな。

そっから先はもの凄いスピードで裏面打法が上達したであります。チキータや台上BD、それに許昕が時折見せる後陣からの芸術的なバックハンド横回転なども感覚として身に付きはじめたのでした。

まぁそんなこんなで、もし裏面打法に転向して悩んでいるのなら、一旦2〜3週間を捨てるつもりでシェークハンドラケットに持ち替えてみることを強くオススメするです。もちろんそのままシェークで居続けるもよし、はたまた裏面剥がして柳承敏ばりの破壊的フォアハンドドライブを身につけるもよし。

でもね。

でもどんな道を辿ろうときっと始めるよ、裏面ペンホルダー稼業を。(喧嘩稼業第3巻参照)

ニッ。

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