卓球ジャパンオープン2019決勝 許昕(中国)VS林昀儒(台湾)
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こんにちは。ゴリポンです。冬になると仕事場が寒くて本当に辛い。
さて、フルセット7-10から逆転する方法、前回に引き続き今回が最終回です。ここいらで勝利して終わらせましょう。読んでない人は前の記事を是非読んでからこの記事を読むことをオススメします。
遂にカウント9−10まできましたね。いつも通り相手の気持ちをベースに考えてみましょう。今の相手の気持ちは、「カウント8−10の3球目強打で沈めるはずだったのに、まさかのレシーブで逆襲されてしまったん。つらたん」
ここまでは想定通りです。でも、この状態の相手はまさに窮鼠猫を噛む状態なんでね。パニックに陥った彼が何をしでかすかなんてわからない??いやいや!もうここまでくれば完全にあなたの術中にかかっておりますんでな。ハイじゃあ彼の次の一手を予言しよう。
それ断言するのはさすがにきついでしょー!と思った?いや断言できるんですよ、この状況は。彼の気持ちとしては8−10の時点でレシーブ強打されたわけですから、本来は同じサーブを選択できるわけはないんですよね。
でも彼は必ず同じサーブを打ちます。理由は
です。そして、彼は同時にこう考えているでしょう。
、と。つまり、彼とあなたの間にはこれまで6セットもの激戦を繰り広げてきて、そしてその差は少しだけ空いているわけです。つまり単純な卓球の力量だけなら負けはしないと、どこか高をくくっているんですよ。
まぁ早い話、彼は追いつめられてビビっちゃってる訳です。それはもうチビリそうなテンションなわけです。だから出来る限り早く、リスクをとらず、そして楽に勝ちたい、と。
だから別のサービスを放って余計なリスクを背負い込むよりも、8−10であなたがレシーブを強打したという証拠を頼りに、再び同じサービスを出すパターンがほとんどです。もちろん回転量もコースもさっきよりキツく。
相手はもちろん打たれるのを覚悟でサーブを放っている訳ですから、まさか自分のフォアハンド側にそんな守備的なボールがくるだなんて思わないッス。そしてその迷いが引き金となって、あなたのツッツキを強打、というのはほぼないでしょう。
彼の行動はここからは50/50の確率ですが、ツッツキをツッツキで返すか、緩いループドライブを打つか、です。
ただいずれの場合も、そもそもサービスを放った時点で攻撃する気が失せてしまっているので、あなたは何も恐れず4球目、つまりゆるいツッツキかループドライブを、これまた容赦なく叩くだけです。
いやね、全部かこう上手く行くかどうかはもちろんケースバイケースですし、一瞬の戸惑いで即ゲームオーバーな状況です。でも、こうやって相手が今一番避けたいこと、そして逃げ出してしまう先、というものを必死で考えてみることが、逆転劇のスタートになるんですな。
もうここから先は言わずもがなですが、敢えて猛追してみます。10−10でデュース、サービス権はあなたにあるッス。
放たれるサーブはもちろんーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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試合中一回しか出してないそのサービス、ましてやレシーブミスしてしまったそれは、彼にとってはトラウマそのものです。だからここでまた出せばいいんです。
もうね、ほぼ確実にレシーブをミスります。いや、ミスらないにしても攻撃性の高い返球は絶対に無理です。そして精神的な優位性、また単純な得点差でもあなたが優勢に立ちましたね。
これで11−10。このテーマは「逆転すること」が条件なのであとはお好きにどうぞ、ってやつですな。この3回の記事の要点をまとめると、
以上です。まぁ、そもそもが劣勢な状況から始まっているわけですから、全てがこういつも上手くいくとは限らない。
でも、卓球はこういう精神的なプレーが面白いんですよ。他のスポーツよりも、卓球はそのへん突出してると思います。プロの試合でもそういう駆け引きはいっぱい見つけることができます。
全三回で書いた記事はゴリポンの経験やデータに基づいていますが、あなたなりの逆転パターンもきっとどこかに隠されているはずだと思いますよ。お疲れ様でした。
ニッ。
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